会社にも人間と同じように寿命がある。
創業者が起業した頃には会社をなんとか軌道にしようという人間多く集まって大きくなる。
そして徐々に知名度が上がり安定志向の人間が入社してきて会社にぶら下がる人が多くなってくる。
そして実業も現場も理解していないサラリーマン役員が出世してくる。
彼らは自分の知識が空っぽなのを良く理解して優秀な奴を排除して周りにイエスマンを集める。
こうなると最悪だ。売り上げが少なくなるとただひたすら麻薬のように人員を削減していく、現場の士気はどんどん落ちて生き転職不可能な年齢の人間のみでゾンビのように働く悲惨な会社が出来上がってしまう。
従業員は疲労して品質なども落ちていく。それでも利益確保のためひたすら人員削減を求め負のスパイラルに陥っていく。
いやうちの会社だけではなく日本全体がこういう状況になってきているんじゃないかな?
僕がセミリタイアを目標にしているのはこういう状況からの脱出に他ならない。
20代は会社が面白くてしょうがなかった。とにかくガムシャラに働いた。給料こそ少なかったが昇進もして心身ともに充実していた。
今は年功序列もあり給料は充分もらっている。収入だけ見れば辞める理由は見つからない。
しかし人間とは給料だけでは生きていけないのですよ。どんどん士気が落ちてきているこの状況。
幸せになるために生きているのであって収入が欲しい訳ではない。
今若い人が安定した企業に入らず新しい生き方が出てきているのを僕は羨ましく思う。
僕は40半ばである、まだギリギリ新しい生き方があるんじゃないかと毎日模索している。
なんとか定年まで勤めて(会社がある保証はないが)自分の心を殺しながら生きていくことは僕にはできない。
転職も年齢的には無理だろうけどもう会社勤めをしようとは思わない。
どこの会社に入っても日本全体が同じようになってきているのでどこに行っても同じ目に合うはずだ。
これが僕がセミリタイア&新しい生き方を目指している理由です。m(_ _)m